正月の着物

2006年12月26日

自分では記憶がない幼い頃の話で、
「今日は着物を着ていないから、お年玉はもらえない」と言って、
祖母から差し出されたお年玉を受け取らなかったことがあったそうだ。

毎年、お正月に晴れ着を着ては、
祖母の元に行っていた幼い頃の話。


去年の正月は、自分で着付けて、
母達も着付けて、祖母が糸を紡いでくれた着物を
みなで着ることが出来た。

その着物は、特に思い入れがあるのだけれど、
母が誂えた着物は、他にもあり、
その着物も、これから袖を通していく。

母からの着物 正月の着物は幾つになっても、
母が誂えてくれた着物。
これは、一生続けようと、
心に決めたこと。

少し前の着物を自分で着始めた頃は、
今時の着物と今の自分の年齢を考えると、
今に合う着物が欲しかった。

少しずつ袖を通していく中で、解ってくることがあり、
伝わってくるもの感じ、
手渡されたものに袖を通し続けることが、大事なことと思うようになった。

それに、どんなに良いものを買ったとしても、
それで満足するものではなく、
次々と目移りしてしまうだろうし…。

そして、やはり、どんなものも
祖母からの着物には敵わないだろうから。


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訪問着

2006年12月22日

訪問着 訪問着

どんな着物が良い?と聞かれた妹は、
「長く着られるものを」と言って、お任せにした。
好きなものを選べたらしいのだけれど、何を選べば良いかわからず、
取り合えずの希望で言ったそうだ。


「長く着られる」から、選ばれた訪問着。
黄蘗色にベージュ味をおびた地色に、
四季の花が立ち木に咲く意匠。

妹が知り合いに、あるイベントの着付けモデルを頼まれ、
その時に着た着物と帯を一式をもらったもの。

妹は、現時点では着物を着ることに興味がないので、
わたしにと、渡してきた。

図らずも、増えていく着物…。
でも、これを着ると…、思い悩む。
今時、新調の着物を頂けることなど、
そうそうあるものではないので、ありがたいことではあるけれど…。

絵羽柄の着物の場合、
身幅が無いと辛いな〜と思っていたところだから。

母の誂えの着物は、身幅が大きい。
わたしが着付けをすると、おはしょりの下からの背中心の位置は、
かなり、右寄りにずれてしまう。

訪問着の身幅は、
柄が繋がっていなければ、台無しになってしまう。
そのためのいちばん絵柄が綺麗に出せる身幅が決まっているので、
自分の身幅だけに合わせて、誂えることが難しい。

いくつかの訪問着を見て来て、自分の身幅に合わせるのが
難しいものなのだと痛感していたところへ、
右後ろに下から上に、すらりと縦に絵模様がある訪問着。

お任せで選んだものだけに、妹の体型に合うものが選ばれている。
わたしに合うものとは違うのだから、仕方が無いことだけれど、
どう着付けを奮闘しても、「どこへと、いってしまうのだ…」と
言いたくなるくらい右脇へとずれてしまう。

融通が利くのが着物だけれど、
紋様の美しさがずれてしまうのは、ちょっと悲しい。



■楽天市場 和服・着物 > 女性和服 > 着物 > 訪問着






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着物の紋

2006年12月18日

以前に、「三つ紋」の色無地を誂えようかと思った時に聞いた話で、

「着物の五つ紋は、
背中の一つは祖先、
胸の二つは両親、
袖の二つは親族、兄弟を
表しているのですから、

三つ紋などにしたら、両親を外してしまうことになります。」

と聞いた。

その後に、いろいろと調べてみているけれど、
この紋の話には、出会わずのまま。


紋は、きちんと自分の身分を表すこととなり、
そのことによって、相手に対しても礼節を表すことになる。
なので、礼装用として着用するもの。

本来の順番はこれになるのだけれど、
着物の格が上がると言い表されていることが多い。

着物として考えると、ついつい日本の伝統のものだからという
思い込みの中、不変的に現代に受け継がれてきていると
思いがちだったのだけれど、
いろいろと見聞きすると、かなり変化変容していることが解る。


明治の祖母の時代、洋装に変化していく中、
同調するように、変化していった着物。
昭和の戦後以後、復興と変革を繰り返した。

今の着物の格付けは、伝統的というより、
現代調のもの(洋装に合わせた格付け)と思って、
受け止める方が、わかりやすい。


五三の桐五三の桐



紋匠堀川紋章上絵師
http://www.kamonhorikawa.com/

名古屋友禅黒紋付協同組合連合
http://www.nagoyakawork.city.nagoya.jp/group/01-01.htm


家紋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B4%8B



伊と幸の色無地・松岡姫<正倉院葡萄唐草文>AB反白から染上反物55,000円


白生地の老舗・伊と幸直営、色無地のきもの

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留袖

2006年12月06日

色留袖 色留袖。
母がわたしと兼用にと誂えた色留袖。

着付け教室で、礼装用の着付けを習う時に持っていったところ、
先生からは、「わざわざ、格を落としている」と言われたもの。

比翼無し、一つ紋で縫い紋になっている。

先日、ある呉服屋さんでの話で、
色留袖の五つ紋(染め抜き五つ紋の日向紋)は、
天皇陛下にお会いする時に着る礼装なので、いちばん格が高い。
そのままでは、格が高くなりすぎるので、通常は三つ紋にして
礼装用にするとのこと。

留袖:大正四年の皇室令では、祝儀礼装は黒または色物の五つ紋付裾模様と指定

色留袖:一般的に戦後は黒留袖に次ぐ既婚者の礼装
三つ紋に比翼仕立て=礼装用
比翼なしの一つ紋=訪問着に相当

紋:紋様を細い線で書き、白く染め抜いた陽紋(日向紋)
  五つ紋、三つ紋、礼装用

  模様の細い線の方を白く染め抜いた紋を陰紋
  (輪郭の太さにより中陰、細陰または陰紋、中陰紋)
  一つ紋 略礼装用 色無地など

  紋の形を刺繍で表した刺繍紋

  しゃれ紋(飾り紋)
  


第一礼装の色留袖に、紋は略礼装用。
格は訪問着と同格となるよう。

柄ゆきが、「留袖!」な吉祥柄は一切無く、
地紋に紗綾、ぼかしにところどころ金彩、銀彩が入った
作家銘のあるもの。

親に色留袖と言われて、手渡されなければ、
「これは何?」と長らく首をひねるところだった。

羽織でも着たら、きっとだれも色留袖とは気が付かないほど。

これほどに柄ゆきがないものに、染め抜きの紋を入れると、
紋ばかりが目立ってしまいそうで、
なので、金彩の縫い紋は、全体のバランスを保っているよう。


着物の格。
元より、相手に礼を尽くすことを表す。
相手に対する礼節の気持ちを、着るもので表すもの。

大げさにならないよう、控えめにすること、
着ていける範囲を広げるためなど、
昔にあった着物の格を、少しずつ変えたものがあり、
混在している今は、かえって困惑することにも。

できるだけ、着る機会を増やして欲しいという、
呉服屋さんからのスタイル。
江戸時代でも、新しいものはどんどんと生まれてきて、
明治、大正、昭和を経て、今に至っているだけれど、
着物に対する知識と感覚が、一般的と地域の風習、親からの伝授、
着物を着る人からの口述など、
いろいろと混在してきているので、あれこれと知っては、
ぐるぐる回って、元の鞘に納まる的な様相に。

願わくば、訪問着よりも、この色留袖が相応しいと思って、
着ていける機会に恵まれたい。


銀座きものギャラリー泰三
http://www.taizou.jp/index.php
コラム-紋の話
紋の生い立ちから、現代に至る遍歴と種類、格など委細紹介。





【山口美術織物】 正絹特選訪問着・色留袖 (どちらにも仕立可能) 〜錦繍・御衣〜 「春秋霞四季花」 
ストア:京都きもの市場

色留袖、訪問着、どちらでも仕立てが可能。



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着物のしわ

2006年11月04日

先日の茶会の時に、実家の箪笥にあった母の着物の中に、
淡い藤色の御所解き模様の付下げがあった。
模様に色は無く、細い線で地色を出したもの。

母に聞いたところ、
「これはすごくシワになる着物」とのこと。

すごくシワが出る=悪い?と思ってしまったのだけれど、
調べてみると、生地が悪いということではなく、
素材の白生地が変わってきたためのよう。

元々は、正座の文化、
着物の白生地もシワになりにくいことを考えて作られていたが、
一越、古代ちりめんは、シワになりにくい長所があるが、
縮みやすいのが欠点。

変わりちりめんは、しぼはあっても伸縮性が少ないという
欠点を補ったものだけれど、シワになりやすいとのこと。


以前に、色無地の専門店の人から、
シワになりにくいことを、いろいろと説明を
されたことがあり、
その時は、それほどのことなのだろうか?だったけれど、
茶席の着物として考えると、はじめてシワになりにくい大事さがわかった。

また、ちりめんの着物は着ようと出してみたら、
縮んでしまっていた…ということもあり、一長一短。
どちらが良い、悪いではないと。


付下げの御所解き模様ならば、
着合わせがしやすく、出かけの先も幅広いだけに、
シワになりやすいと聞いて、う〜んと固まってしまった。


よくある付下げだと思い、捜してみたけれど、
今時は、色柄が付けられたものが多く、
実家で見たのと同じようなものは、今はこれだけだった。

実家のものが、手書きなのかそうじゃないのかが
気になるところなのだけれど、母はやっぱり知らない…と思う。

教えてくれたのは、
「赤い着物と一緒に買ったやつ」という事だけ…。




正絹手描附下 御所解模様 
楽市 きもの館
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であい

であい

きものごとの出会いから

着物 和服 手習い

◆留袖 ◆訪問着 ◆付け下げ ◆色無地 ◆小紋 ◆紬 ◆お召し ◆喪服 ◆振袖 ◆浴衣
◆丸帯 ◆袋帯 ◆なごや帯 ◆半幅帯 ◆帯揚げ ◆帯締め
◆長襦袢 ◆帯枕 ◆帯板 ◆腰紐 ◆足袋

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